妊活友
わたしには、妊活友がいます。
というか奇跡的にできました。
最初の出会いは、おしゃべり会という、県が開設している不妊治療相談センター主催のイベントに参加した時に、同席したMさんを通じて、おしゃべり会参加者のLINEグループに招待してもらって、そのグループにいたYちゃん。
話が盛り上がり、個人的にLINEをしだして、
今でも、ちょいちょい会って、ランチなどしながら、近況を報告しあったり、家庭内のこと、たわいもない話をして盛り上がってる。
私が住む県には、不妊治療の当事者の会は活発ではなく、このおしゃべり会しかない。
どこかで私的に創っている団体もあるのだろうか。知るすべもない。
もともと、私は、こうした、当事者会っていうもののイメージが好きではと思ってた。例えばガン患者の会とか、、、
会では、大抵、愚痴をぶつけ合ったり、一緒に頑張りましょう!って傷を舐め合うだけで、何の解決もないようなイメージだから。しかも、「私はかわいそうな人」と、ラベリングされたような気持ちになって、なんだか余計に悲しくなるような気がして。
そんなイメージだったから、おしゃべり会っていうのを知った時、行きたいけど、プライドもあって行きたくないような。
そんな気持ちでいた
最初の不妊治療を始めたのが2016年6月。
おしゃべり会を知ったのは、2017年。
やがて1年もたってから、総合病院の片隅に、カタログやごちゃごちゃと置いてある中にチラシを見つけたから。
重い腰をようやくあげて、
2018年3月30日に初めて参加したのが
きっかけで、妊活友のYちゃんと知り会えた。
ちょうど最初の総合病院で、採卵から初期胚、凍結できた2個の胚を移植してもダメだった。
次はまた、採卵。どうしようかな。
このまま、この病院でよいかな。むしろ、変えるなら今がいいきっかけになるけど、、、
と、悩んでいた頃。
出会いがきっかけとなり、
いまでは、毎日LINEをしたり、たわいもないことを報告し合ったりしている。
不妊治療のことを、相談できる、そして、理解してもらえる唯一の友達。
見知らぬ土地にお嫁に来て、歳をとってから、子無しが友達を作るというのは、難しいと感じている。
何故か。歳をとっていると、私くらいの年代ともなると、大抵子供がいて、子供を通してコミュニティができている。話題ももっぱら、我が子のこと。世の中にも、子育て支援には手厚いサービスがたくさんあるし、子育てママのためのほにゃららセミナーだの、ママでも輝くなんとかだの。
そもそも生きているステージが違うから。
私のようなマイノリティでも、マイノリティだから理解してもらうのも、押し付けがましいし、苦しいから、誰にも言わずに隠して生きてきた。
思い切って行ってみた会から繋がった嬉しいご縁。
大切にしたいと思う。